混沌の騎士団

混沌魔術のやり方:イラストから作る印形魔術

混沌魔術の入門書-黒の書を混沌魔術師が分かりやすく解説(2)

混沌魔術のやり方:イラストから作る印形魔術

 

前回は「黒の書」の喚起の実験の解説として、平仮名から作る印形魔術について書きました。

今回は「黒の書」の喚起の実験の解説として、イラストから作る印形魔術について書こうと思います。

 

皆さんが願望の実現を考えるとき、どういった考え方をするでしょうか。通常は過程があって結果につながるという考え方だと思います。しかし混沌魔術では結果から過程をデザインするということを行います。今回説明するイラストから作る印形は結果から考えてイラスト化するところから始まります。

 

それでは早速この混沌魔術のやり方の解説に入ろうと思います。

①願望についてどんなイラストを描くか考える。

今回は自身の防御をテーマにして印形を作成してみようと思います。

私が防御という言葉から連想したものはタワーシールドを持っている人でしたのでそのイラストを描くことにしました。

この願望としては、「自分に当たる前に盾(従者)で防御する存在を配置する」というものです。

防御と一口に言ってもいくつも方法論がありますが今回はこれを使用しました。この願望部分はその人自身がそれだと思えるものならどんな表現を用いても良く、例えば願望が防御の場合は自分の周りにバリヤーが張られて当たらない等でも大丈夫です。

 

防御以外の願望の場合も同じくイラスト化するときに願望を結果から考えて何を絵描くかを決めることになります。いずれの場合でもその人自身にイラストの元となった観念、発想等があれば機能しますので用いる要素は自由に決めてよいと思います。

 

②願望をイラスト化する。

さて、今回はタワーシールドを持った人をイラスト化してみました。イラストといってもその人自身が何を描いているのかわかれば大丈夫ですので私が書いたイラストはほとんど人物画のラフ図のようなものになっています。私のイラストが下手なのはご容赦ください・・・。

③イラストを簡略化する。

このままでは印形に使いにくいので簡略化を行っていきます。

簡略化とはいうものの、イラストの構成要素を形をそこそこ維持しつつ分解していくだけです。

今回の絵の構成要素は人(頭、体、手、腰、足)と盾(長方形っぽい板)として捉えましたので

人の体・手・足を線にして簡略化していきました。

下の写真は元の図から簡略化したものですが印形化(シジライゼーション)するにはまだまだ複雑に感じます。


上の図をもう少し簡略化したのが下の図になります。

簡略化の途中でわかりにくくなったので関節部分に丸を付けていますが、ここでは頭、腰、手首より上の部分、足首より下の部分を〇にして簡略化しました。

今回はこのような簡略化を行いましたが特に棒人間や簡略化方法にこだわる必要はありません。

印形化しやすいように単純図形(〇△□等)の組み合わせにしたりするのも手ですし思うままに簡略化して大丈夫です。

私は上の図の状態では印形化しにくく感じたので上の図を印形化しやすいように下の図のようにして簡略化を終わりました。

④簡略化したイラストを印形化していく。

ここからはイラストの要素を組み換えて印形化していきます。このイラストの要素は〇、U字の線、直線、長方形として捉えました。

〇が沢山あるので〇は一つに集約する、U字も2つあるので1つにまとめる、直線は長方形にふくまれる、とか思うままに省略してもよいです。

描いている人が元のイラストから変化したのだと認識できればどんな形で組み替えても問題ないのでどんどん組み替えていきます。

下の図は〇が複数あったので手と足の丸を頭と腰にまとめました。あと長方形が横にあると綺麗にまとまらなかったので真ん中に移動させて・・・等、少し組み替えたのが下の写真です。

これで完成でも良いのですがあまり綺麗と思えないのでもう少し組み替えさせることにしました。

今度はU字の位置をそれぞれ移動、長方形を拡大するなどして一旦完成としたものが下の写真です。

⑤できた印形をデコレーションする。

先ほど完成した印形に納得できるところまでデコレーションします。

線の延長やら装飾の追加など問題ないので各々思うままにデコレーションしていきます。

下の図がデコレーションが終わった印形です。今回は線対称っぽく仕上げました。

もっときれいに描きたい場合は定規、雲形定規、コンパス等を用いて描いてよいと思います。

(コンパスを使う場合、媒体が紙ならば穴が開かないようにする等工夫が必要ですが)

今回作成した印形についても付加効果を付けたりもできますが省略します。

興味がありましたら「黒の書」をご参照ください。

 

⑥従者の名前と形を決める。

従者につける名前や姿はどんな名前どんな姿でも問題ありません。
思うままに名付け、形を決めます。
例えば名前を従者二号、形を白い立方体でも大丈夫ですし人型や動物などでも良いです。

⑦従者を喚起する。
今回も「黒の書」の要素+魔術意識モード+従者印=喚起魔術という式を使用します。

これを使用します。今回この式に当てはめる内容は以下の通りです。
要素:姿の視覚化。今回は白いキューブにしました。
魔術意識モード:今回使用するのはダルウィッシュ旋回。この方法以外でも魔術意識モードになりさえすればどんな方法でも大丈夫です。
従者印:イラストから作成した印形。

そして実際に行う作業は
1.従者印の上に従者の姿をしっかり視覚化する。

2.印手にもって凝視しながらその場で旋回を開始し、一定のテンポで維持し続ける。

3.それを続けているとトランス⇒魔術意識に突入するのでそこで視覚化したイメージに対して命令する。

(命令としては「黒の書」に「いけ」や「成せ」が挙げられているのでこれを使用します。)

4.どうにかして忘却する。

※今回使用した旋回は人により全く何の変化も生じない体質の人もいますのでその場合は他の手段を用いて下さい。

これでイラストから作る印形魔術、を用いた従者の喚起は終わりです。

混沌魔術によって印形から従者を作る場合、印形の作り方は複数ありますので色々作って試して頂ければ幸いです。

最後までお読み下さった方々に感謝致します。

Libertin7