混沌の騎士団には、あたらしい理論がいくつもあります。その中には従士〜騎士〜の一貫教育プログラムのβ理論というものがあります。これは簡単に説明できるものではないですし、どこまでお話してよいのか?また私がどこまで理解していか-誤った情報を読者の皆様に伝えてしまうリスクを避けるために、一つに焦点をあてて実体験を絡めて主観的なお話をさせていただければと思います。
「魔術は結果からデザインする」
騎士団員さんならこの言葉を聞いたことがあるはずですし、外部の魔術が好きな方や実践されている方からすれば何を今更?と思われるかもしれません。実際私も最初に教育プログラムの一端に触れた時は実際のコツを文章化したようなカルチャーショックを受けましたし目から鱗だと思いました。ですがそれ以上でもそれ以下でもありませんでした。
それから時間がたち、私の望む現実を印形魔術により執り行いました。印形魔術ですから印形を作成する事が一番初めにきますが、私がまず直面したのは目的は何か?てした。
個人的な事なので目的は割愛させていただきますが、例として富を望んだとします。この時この場合において私の主観で願望や目的は
三つに分類できるように思います。そしてその三つは。欲望と変化と現実で、目的を当てはめると次のようになります。
・欲望 ただ何も考えずにお金を望む
・変化 空想じみたシチュエーションで都合よくお金を得る事を望む
・現実 お金がない
現実(枯渇)と変化と欲望(充足)を行ったり来たりの不安定な変化のやじろべえな私。
1 お金持ちになる!
2 そのためには収入をふやさなければならない!
3-1 そのためには学歴や資格を揃えてよい会社に入る!
3-2 そのためには不労所得を得る!会社を買う!資産運用する!
3-3 そのためには特許ビジネスで一儲けetc‥‥
このように掘り下げながら、目的に至る道筋を最短かつ出来るだけシンプルに掘り下げていきます。否定的な〜〜しないとかの禁止する形の言葉は使わない方が良いです。この目的を掘り出す作業は、自動書記で印形を書きながら行っても良いですし、出来上がった印形のうえに願望の道筋をイメージや視覚化したりするのも、印形の良い聖別になると思います。勿論ある程度きちんと道筋や目的願望が一言なら掘り出す作業は不必要になるかとは思いますが、やじろべえを脱出することを前提に魔術した方が成功すると思いますし、やじろべえな状況に対しての魔術執行よりは、そうでない状況への執行の方が私は成功率が少し高いように思います。
書いてみると、文字にすると私の表現力の問題もあり陳腐な内容で目新しさはないのですが、何かしらの願望実現に際して試して頂けると、結果までは保証はできませんが、少なくともあなたの魔術師人生において良い経験にはなると思います。